16世紀にヨーロッパで自然発生したと言われています。このシステムですが日本では17世紀、江戸時代の米相場の始まりが起源とされ、さらに江戸幕府に公認された米相場市場は、世界で最も古い公設先物取引市場とまで言われています。 世界では今現在も先物市場がない国が存在するにもかかわらず、古くから日本においては経済の基盤として、無くてはならない機能となっています。もし商品先物市場が無かった場合、天候や経済情勢により、高いか安いかどちらか一方によってしまった商品の価格は、なかなかすぐには戻りません。こういった状況の中で、生産者が毎年一定した利潤をあげるためには、下記に述べる保険機能を用いることになります。そしてこのことが需要と供給の調整を生み、公正な価格を形成することとなります。農作物の生産者や原油を輸入する商社などが、価格が値上がりや値下がりするリスクを回避(ヘッジ)する手段として利用しています。いわゆるリスクヘッジと呼ばれる手法で、値上がりリスクを回避する”売りヘッジ”と値下がりリスクを回避する”買いヘッジ”を行い、価格を相殺させます。今ある在庫を先物市場で売却し、同時に先に必要となるであろう時期の先物を購入します。これは在庫機能と呼ばれ、有効な資産運用の手段となります。またひとつの金融派生商品(デリバティブ)として、株式や土地などと同じように商品先物は、法人や個人の資産運用の有益な手段ともなっています。証拠金にレバレッジ(てこ)を利かせることができ、総取引金額の数%の金額で売買が行えます。株式の信用取引と同じ仕組みですが、株式よりも少ない資金で取引が楽しめます。一般の考え方として、価格が上昇することを期待して投資というのは行われるものですが、商品先物は価格が下降している時も投資の機会となります。また株式の信用取引における空売りでは、借りた株に金利が掛かりますが、商品取引ではそういったものが掛かりません。商品先物取引で扱う銘柄は、価格の上下が激しくダイナミックな値動きがあります。それゆえ日計り取引(デイトレード)といったほんの僅かな時間でも十分利益が追求できます。一般的にハイリスクハイリターンと呼ばれるのは、価格の上下が大きいからです。日本だけの要因ではなく世界的な需要関係、政経情勢、天候情報などの突発的な要因に、常に敏感である必要があります。委託証拠金が相場の変動によって50%の損得勘定となった場合、自動的に追加証拠金(追証)が発生します。ここでの選択は、新たに証拠金を追加するか、ロスカットをしてポジションを清算するしかありません。しかし損を最小限に食い止める為には、このロスカットも重要な判断といえます。株やFX 初心者と同じく相場取引である為、投資資金の元本保証はありません。さらに商品先物では相場が予想と反対の動きをしたとき、場合によっては追証制度により追加資金が必要になります。つまりゼロ以下になることがありえますので、より慎重なリスク管理が必要となります。一般的に先物取引というと、「将来の一定期日に決済することを約束したものの取引」といわれます。商品先物取引とは、「将来の一定期日に商品を買ったり売ったりすることを約束したものの取引」といえます。商品先物取引には、以下のような特徴があります。預入れる証拠金を担保として、数十倍の価値の商品を売買する(レバレッジ取引)ことにより、少ない資金で、多くの収益を生む可能性があります。しかし逆に損失が発生し、預託した証拠金を上回る恐れもあります。そのリスクも十分理解したうえで取引を開始ください。預入れる証拠金を担保として、数十倍の価値の商品を売買する(レバレッジ取引)ことにより、少ない資金で、多くの収益を生む可能性があります。しかし逆に損失が発生し、預託した証拠金を上回る恐れもあります。そのリスクも十分理解したうえで取引を開始ください。証拠金を担保にした取引の特長として、売りから注文することもできます。商品先物取引は、株式取引や外為証拠金取引とは異なり、取引の対象商品を実際に受け渡しする期日が定められています(例えば半年後など)。これを「限月(げんげつ)」といいます。したがって一定の期限が来る前に、反対の売買をおこなって決済しなければいけません(倉荷証券等で現物取引することも可能ではあります。商品先物取引は、取引する商品の金額の5〜10%のご資金を取引の担保としてお預入れいただくことで取引できます。言い換えると商品の金額の5〜10%のご資金さえあれば、商品の金額全額は必要ありません。 例えば、「金」であれば1,000g単位で売買でき、1,000gごとに6万円(注1)のご資金で取引できます。2,000gであれば12万円(=6万円×2)、10,000gであれば60万円(=6万円×10)のご資金で取引することができます。このように商品先物取引は、取引金額にくらべ少ない資金で取引できる仕組みになっているため、ハイリスク・ハイリターンな取引となります。 例えば、金1,000gを120万円(取引金額)で購入したとします。この時、必要なご資金は、取引金額の120万円ではなく、6万円です。126万円に値上りして売却すれば6万円の利益になり、ご資金は当初の6万円と合せて12万円となります。逆に114万円に値下りして売却すれば6万円の損失となり、当初のご資金6万円の全額を失うことになります。 このように取引に必要な資金が取引金額に比べて少額であるために、ご資金から見れば何倍もの利益を生むこともあれば、逆にご資金以上の損失になることもありえます。必要な資金にたいして利益も大きいが損失も大きい、これが商品先物取引です。上昇するのか?下落するのか?相場の動きを予想してポジションを取り、予想どおりの方向に変動したときに、反対売買を行って利益を確定する。「単純取引」とも言われる最も基本的な売買手法です。先物取引では決済の方法で特別な用語を使います。1)転売(てんばい)・・・相場が上昇すると予測して先物を新規に買建て、反対売買として先物を売って損益を確定する。2)買戻し(かいもどし)・・・相場が下落すると予測して先物を新規に売建て、反対売買として先物を買って損益を確定する。3)SQ決済・・・先物を新規に買建(売建)て、取引最終日まで反対売買をせずに翌日のSQ値(特別清算数値)で自動決済する。株式を長期に保有したい投資家にとって株式市場(日経225平均株価)が下げ基調にある時が問題です。そんなとき、株式を保有したまま株価の下落による損失をカバーする方法としてヘッジという手法があります。ヘッジとは、先物市場において株式と反対のポジションを取ることによって価格変動リスク(株式の下落による損失)を回避しようとするもので、先物取引の最も重要な利用方法です。1)売りヘッジ・・・上記のように相場の下落が予想される時、先物取引の売りからスタート(売建て)して保有する株式の値下がりによる損失を日経平均株価の下落による先物の利益で相殺する取引です。2)買いヘッジ・・・相場の上昇が予想され、将来のある時期に株式を取得する予定の場合、先物を買建てておき予想通り相場が上昇した時は、先物を転売して上昇分の利益を確定する。この利益を株式の購入資金に加えることで実際に株式を取得するまでの株式の上昇分をカバーする取引です。ヘッジを行う際は保有する株式(保有を予定する株式)と日経平均株価がどの程度連動した動き(相関性)を持っているか吟味することが必要です。また、長期的には連動していても短期的にまったく逆の動きをすることもあります。値動きの相関性が高い商品間で割高にあるものを売り、割安にあるものを買って価格差を確定させます。その後、割高なものが値下がりするか、割安なものが値上がりして正常(適正)な価格差に戻ったらそれぞれを反対売買してサヤを取る取引です。1)ベーシス取引・・・日経225先物取引と原資産である現物株式の間で行われる裁定取引。2)スプレッド取引・・・日経225先物取引の異なった限月(当限と期先)の間で行われる裁定取引。日経225先物の理論価格は日経平均株価、残存日数、予想配当利回り、金利で決定されます。日経225先物取引の場合、多くの市場参加者によって常に裁定がかけられています。